アラン・ドロン主演『サムライ』のリメイクが本格始動!
映画『男たちの挽歌』や『レッドクリフ』シリーズを手掛けたジョン・ウー監督が、アラン・ドロン主演『サムライ』のリメイク企画を本格化していることがわかった。DIE WELTが報じている。
ジョン・ウー監督作品 映画『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-』場面写真
ウー監督は当初、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の『仁義』のリメイク作品を企画していた。しかしこの度、代わりに同じメルヴィル監督作で、以前より企画が報じられていた『サムライ』のリメイクを決めたという。
ドイツの製作会社が出資するため、オリジナルの映画が撮影されたフランスではなく、ドイツ・ベルリンで撮影されるとのこと。ウー監督は「ベルリンは、パリやロンドンと違って、あまり人々を満足させてくれない街。だからこそ興味深い」とコメントしている。
現在、脚本がアメリカ人によって執筆されている段階で、撮影は英語で行われるという。ウー監督が脚本を気に入らなければ撮影には入らないそうで、開始までにはしばらく時間がかかりそうだ。
オリジナル作品では、1羽の鳥と暮らす孤独な殺し屋をアランが演じている。男臭い映画を手掛けることに長けているウー監督が、どのような映画に仕上げてくるか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)