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大友克洋『火要鎮』を細田守が絶賛!アニメ界の長年の夢がついに実現!?

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大友克洋&細田守の2ショット!
大友克洋&細田守の2ショット!

 7日、川崎のシネマコンプレックス「チネチッタ」で行われた第67回毎日映画コンクール授賞式に、アニメーション映画賞を受賞した『おおかみこどもの雨と雪』の細田守監督と、大藤信郎賞を受賞した『火要鎮』の大友克洋監督が出席し、アニメ界で注目される二人のツーショットが実現した。

映画『火要鎮』フォトギャラリー

 『AKIRA』の大友監督が、『スチームボーイ STEAMBOY』以来9年ぶりに手掛けた新作『火要鎮』は、江戸時代の大火事を題材に、男女の情念を描き出すショートムービー。この日のあいさつで大友監督は「今年の夏くらいには公開されるといわれています」と今後の上映予定について明かした。

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 「短編ということで、江戸時代の話をやりたくてしょうがなかった」という大友監督は、「(江戸の)着物や髪など、アニメではタブーとされていた表現を使った実験的な作品。賞をいただいたことをきっかけにまた大きな作品が作れればいいなと思います」と新作制作に向けて意欲的なコメント。

 一方の細田監督は、大友監督の『火要鎮』について、「今までアニメを作っている人がやりたくても、やれなかったすごい高い技術を実現している」と切り出し、その技術について「服の模様が全部、人物の動きに合わせてつけられている。今までのアニメーションではできなかったことを、大友監督の『火要鎮』では実現していて、ついにアニメーション界、長年の夢が実現したんですよ。それがすごいですよね」と興奮ぎみに解説した。

 「吉祥寺で一緒によく飲んでいる」という二人。細田監督は「大友監督と一緒に立たせていただくこと自体、緊張しますが、またとない機会だとかみしめています」としみじみ。この日は、女優助演賞を受賞した女優の安藤サクラが「夫(俳優の柄本佑)が大ファンなので、(夫のために)大友さんにサインをお願いしました」とコメントする一幕があったが、それに対して大友監督は「吉祥寺を歩いていても、サインは求められないけどな」と不思議そうな顔。そんな大友監督に対し、細田監督は「みんな求めたくても我慢しているんですよ」と応じていた。(取材・文:壬生智裕)

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