「スクール・ウォーズ」新旧泣き虫先生、山下真司&照英が体罰問題に言及!
俳優の山下真司と照英が、14日のバレンタインデーに都内で行われた映画『ジャッジ・ドレッド』の公開記念イベントに出席し、熱いトークを展開した。
映画『ジャッジ・ドレッド』熱い男のプレミアトークショー写真ギャラリー
本作は、1995年にシルヴェスター・スタローンが主演したアクション大作のリブート版。公開にあたり、同作のCMナレーションを山下と照英が務めたことから、今回のトークが実現した。
京都市立伏見工業高等学校ラグビー部のエピソードをモデルにしたドラマ「スクール★ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」で熱血教師を演じた山下は、同作の映画版『スクール・ウォーズ/HERO』で熱血先生を演じた照英に、「実は俺、映画版をやると聞いてムッとしてたんだよ。あれは俺がやるべきだろうと思ってさ。本当にやりたかったんだよなぁ」と先制パンチをお見舞い。照英は「すいません、先生!」と恐縮することしきりだった。
ドラマについて、今も多くの人から語り掛けられるという山下は、「役者って一つのイメージから脱皮したいものだし、自分も一時期は『スクール★ウォーズ』を壊そうとあがいていたけど、今はヒーローのイメージを壊さないことも大切なことだと思うようになった」とコメント。しかしヒーローで居続けるのも大変なようで、「ジムで(疲れて)フニャフニャになっていると、ときどきドラマの主題歌がBGMでかかるのよ。あれはちょっとうれしいような、つらいような感じだよね」とボヤき、観客を笑わせた。
同作では、強豪相手に109対0で負けたラグビー部の生徒たちに対し、「泣き虫先生」が泣きながら生徒たちを殴るシーンが語り草となっている。そのシーンを振り返った山下は「体罰を日常的に行うのは個人的に反対ですね。実はドラマでも1回しか殴っていないんですよ。結局、殴られた方が愛を感じるかどうかだと思う。教える方の気持ちが伝わらなくて、いらだってやったら間違いだと思うんだよね」と体罰問題にも言及。照英も「暴力でなく、言葉で伸びる生徒はたくさんいます。選手をほめて、いち早くいいところを見つけるのがいいコーチですよね」と熱く付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ジャッジ・ドレッド』は2月16日より全国公開