国分太一、現代の子どもたちに力強いエール!
TOKIOの国分太一が19日、都内で行われた、生まれつき手足のない新任教師と子どもたちの交流を描いた映画『だいじょうぶ3組』の完成披露試写会に乙武洋匡、榮倉奈々、廣木隆一監督らと登壇し、現代の子どもたちに力強くエールを送った。
同作は「五体不満足」の著者で3月より東京都教育委員になる方針が固まっている乙武が、実際の教師体験を基に手掛けた小説の映画化作品。主人公の補助教員を映画出演6年ぶりとなる国分が、新任教師を乙武自身が演じ、生徒たちと共に成長する2人の教師の姿を描いている。
実際に教壇に立った経験のある乙武との共演や、子どもたちとの撮影を通して、大切なものを教えてもらったという国分は、本作について「結果よりも成長が大事だということや、みんな違っていてもいいんだよってことなど、忘れていたことをたくさん思い出させてもらいました」と感慨深い様子でコメント。
さらに、「乙武さんと一緒にやって教育の難しさも感じました」と明かした国分。「最近人に『だいじょうぶ』って言葉をかけることがあまりなかったけど、この映画に出て一人でも多くの方にそういう温かい言葉をかけたいと思いました。(最近は学校で)暗い報道が多くなってきていますけど、そういう言葉を使っていけば、必ず学校も楽しくなっていいニュースも出てくると思います」と現代の子どもたちにエール。また本作が映画デビューとなった乙武も「僕らはふだん自分のダメなところに目が向いて落ち込んでしまうことがあると思う。でもこの映画を観て、それはみんなも同じなんだと気付いてもらえたら」と本作に込めたメッセージを観客に語り掛けた。
一方、国分の恋人を演じた榮倉は廣木監督作品への参加は約3年ぶりだったといい、緊張して撮影に臨んだとコメント。しかし廣木監督は「本当に上手になった」その演技を称賛。約7年ぶりの共演となった国分からも「ナチュラルな演技でびっくりした」と女優としての成長ぶりを認められ、赤面していた。(取材・文:中村好伸)
映画『だいじょうぶ3組』は3月23日より公開