クリスチャン・ベイル、日本人女性を含む多数の死者を出した実話の映画化に出演か
クリスチャン・ベイルが、1996年にエベレスト山での遭難から奇跡の生還を果たしたジョン・クラカワーのルポ小説「空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」の映画化に、出演交渉中であるとDeadline.comが伝えた。
クリスチャン・ベイル出演映画『ザ・ファイター』写真ギャラリー
同小説は、1996年にエベレスト登山隊に参加し、日本人女性を含む多数の仲間が遭難死した中、生還した著者によって遭難事故の全容が冷静に記されたもの。1997年にロバート・マーコウィッツ監督、ピーター・ホートン、クリストファー・マクドナルドらの出演でテレビ映画化された。
映画製作会社ワーキング・タイトルとユニバーサル・ピクチャーズの共同製作となる本作のメガホンを取るのは、アイスランドの監督バルタザール・コルマウクル。撮影、公開の時期は明らかになっていない。
一方で、もう一本のエベレスト映画がソニー・ピクチャーズのもとで製作進行中である。こちらは1920年代、三度のエベレスト遠征に挑戦し、三度目にして山頂付近で行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーの伝記的映画でジェフリー・アーチャーの小説「遥かなる未踏峰」を基にした『エベレスト(原題) / Everest』。『ダークナイト ライジング』でベインを演じたトム・ハーディが主演に決定している。(鯨岡孝子)