シャイア・ラブーフのブロードウェイデビューはナシに 舞台降板
映画『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフが、ブロードウェイデビューを飾るはずだった舞台「オーファンズ(原題) / Orphans」から降板することが明らかになった。同公演の広報事務局が声明で明かした。
シャイア・ラブーフ主演『ウォール・ストリート』フォトギャラリー
「オーファンズ」は、アメリカの作家ライル・ケスラーが1983年に発表した戯曲のリバイバル作品。フィラデルフィアの長屋に住む孤児の兄弟と、彼らが誘拐した金持ちの男が、次第に奇妙な関係を築く姿を描く。誘拐される男をアレック・ボールドウィンが演じ、シャイアが兄弟の兄役を務めるはずだった。
声明によるとシャイアは、製作陣との間にクリエイティブ面で意見の相違があったことで降板が決定。舞台は来月19日にもプレビューを迎える予定だが、事務局では、代役は近日中に発表するとしている。現在のところ、4月からの一般上演の予定にも変更はなさそうだ。
映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』以降は、ラース・フォン・トリアー監督の新作『ニンフォマニアック(原題) / Nymphomaniac』に出演するなど、よりドラマ性のある作品を選ぶ傾向にあるシャイア。ブロードウェイの舞台で、その実力を遺憾なく発揮することが期待されただけに、ファンにとっても残念な降板劇となってしまった。(西村重人)