アカデミー賞授賞式にミシェル・オバマが登場したのは、ハーヴェイ・ワインスタインとその娘のアイデア!
現地時間24日に行われた第85回アカデミー賞授賞式でのミシェル・オバマ大統領夫人の登場は、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインとその娘のアイデアであったことがわかった。The Hollywood Reporterが報じている。
アカデミー賞を主催する映画芸術アカデミーの会長ハワード・W・コッチ・Jrと、同賞のプロデューサー、クレイグ・ゼイダンとニール・メロンがこのアイデアを気に入ったため、彼らはミシェルに依頼。彼女は「それは素晴らしいアイデアね。わたしたちはホワイトハウスでいつも映画を観ているわ。ぜひやりましょう」と答えたという。
授賞式の2週間前にハワード、クレイグ、ニールの3人は、授賞式を中継するABCの親会社であるディズニーのジェット機を利用し、ワシントンに向かった。この計画を漏らさないために、同僚にはニューヨーク行きとウソをついたそう。そして、ハーヴェイと彼の娘リリーに合流した彼らは、ホワイトハウスのスタッフたちと共に当日の進行について話し合った。
その後クレイグとニールが、彼らがプロデュースした映画『最高の人生の見つけ方』に出演したジャック・ニコルソンに「大統領夫人と一緒に最優秀作品賞の発表をしてくれないか」とオファーしたところ、彼はすぐに快諾したという。オスカーに大統領夫人が登場するという粋な計らいがこのような経緯で行われていたとは、まさに意外であった。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)