アンジェリーナ・ジョリー監督2作目でコーエン兄弟が脚本!
映画『ソルト』『ツーリスト』などでおなじみのアンジェリーナ・ジョリーがメガホンを取る予定の新作『アンブロークン(原題) / Unbroken』で、ジョエル、イーサン・コーエン兄弟が脚本を改稿することになった。The Hollywood Reporterによって明らかになった。
これは、ユニバーサル・ピクチャーズとウォルデン・メディアが製作する予定の作品で、作家ローラ・ヒレンブランドが執筆した小説「Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption(原題)」の映画化となる。
当初、映画『アイ・アム・レジェンド』のフランシス・ローレンスがメガホンを取る予定だったが降板し、代わりに今作が監督2作目となるアンジェリーナに決定。脚本はこれまで『P.S. アイラヴユー』のリチャード・ラグラヴェネーズと『レ・ミゼラブル』のウィリアム・ニコルソンが執筆していたが、今回新たにコーエン兄弟がその脚本を改稿することになったようだ。
本作は、第2次世界大戦中に日本軍によって虐待されたアメリカ人捕虜ルイス・ザンペリーニの半生を描いたもの。彼は陸上選手として1936年のベルリン・オリンピックに出場し、その後アメリカ空軍に入隊。飛行機が墜落し大平洋に47日間も漂流した後、日本兵に捕らえられ捕虜となっていた。
原作はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストに14週にわたり1位を獲得していた話題作だ。コーエン兄弟とアンジェリーナのタッグでさらに興味深い作品になりそうだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)