『桐島』美人女優・山本美月がアカデミー賞受賞の心境…女優としての飛躍を誓う
16日、映画『桐島、部活やめるってよ』Blu-ray&DVD発売記念イベントがタワーレコード新宿店にて行われ、桐島の恋人・梨紗役の山本美月、吉田大八監督、日本テレビプロデューサーの佐藤貴博が出席した。
第36回日本アカデミー賞において最優秀作品賞をはじめ数々の栄冠を勝ち取った本作。受賞後初となるイベントに登場した吉田監督は「よく『前もって知らされているんでしょ?』って聞かれるんですが、本当にあの場で初めて発表されるんです。何かもらって帰りたいなって思っていたので、最初に最優秀編集賞を受賞したときが、一番感情が出たと思います」と当時の心境を語った。
山本は打ち上げ会場で朗報を聞いたというが「まさかと思っていたから、みんな最初は反応が薄かったんです。でも(吉田)監督と佐藤さんが(打ち上げ会場に)帰ってきてから実感がわきました」と振り返り、「(受賞後)別の現場で、カメラマンに『おめでとう』って言ってもらえたり、他の監督から(あんな良い作品を作って)『悔しいな』って言われるんです」と反響の大きさを改めて感じている様子だった。
映画のタイトルになっている「桐島」は本編に出演していたのか? という公開から話題になっている質問に対して、吉田監督は「僕が答えてしまうと、それが正解になってしまうので、絶対に言いません」と笑顔でかわすと「リハーサルから時間をかけて作った作品で、こういう結果を出すことができたことはうれしい」と満足げな表情を浮かべた。
昨年8月の公開時から続く「桐島快進撃」に「何年かあとに『桐島のキャストって、今考えるとすごい豪華じゃない?』って言われるように頑張ろうって、一緒に出演した同世代のメンバーと話しているんです」と強い視線で役者としての成長を語った山本だったが「桐島みたいな男性は好き?」という質問には「梨紗としてだったら好きですが、山本美月としては、完璧すぎてダメですね。友弘や竜汰のような、グループの中で、支えるようなタイプがいいです」と現役大学生らしい一面ものぞかせた。(磯部正和)
『桐島、部活やめるってよ』DVD(税込:3,675円)、Blu-ray(税込:5,040円)は発売中