劇団四季「ライオンキング」通算公演回数で日本一に！前人未踏の8,450回上演を達成

　現在、東京・大阪の四季劇場で同時上演中のミュージカル「ライオンキング」が24日、13時開演の回をもって、公演回数8,450回を達成した。ミュージカル「キャッツ」の保持する国内最多上演記録8,449回を抜いて、国内第1位の記録を樹立した。

　記録達成となった13時の部終了後には東京・大阪の2劇場で同時に特別カーテンコールが行われ、東京ではカーテンコール後に劇中曲の「キング・オブ・プライドロック」が流れる中、舞台上に巨大な太陽が昇り、「ありがとう」「日本一」「8450回」「2013.3.24」の文字が次々と太陽に浮かび上がった。

　その後、出演者が再び壇上に勢ぞろいし、「サークル・オブ・ライフ」を全員で歌った後、シンバ役の北澤裕輔が客席へ向けてあいさつ。記録更新を改めて報告するとともに「日本一のミュージカルとして今後も多くのお客様に愛されるよう、日々、精進してまいります。本日は誠にありがとうございました」とスピーチして頭を下げ、客席から大きな拍手を浴びた。

　ミュージカル「ライオンキング」は1998年以来、東京をはじめ、大阪、福岡、名古屋、札幌の5都市でロングラン上演を重ねてきた。これまでの総観客動員数は850万人に上る。今回の記録は初演から14年3ヶ月での達成となり、これは「キャッツ」の29年4ヶ月での達成の、約2倍のスピードの達成ということになる。（取材・文　名鹿祥史）