ライアン・ゴズリングの俳優活動の休止宣言 ショックを受けたファンのためにヘルプラインが設置される
映画『きみに読む物語』や『L.A. ギャング ストーリー』のライアン・ゴズリングが、俳優の活動をしばらくの間は休止すると宣言したことを受け、ショックを受けたファンのためにヘルプラインが設置された。
ライアン・ゴズリング出演 映画『ラブ・アゲイン』写真ギャラリー
“ゴズライン”という有料のヘルプラインを設置したのは、イギリスのビデオオンデマンドの会社Blinkbox。設定された番号に電話すると、録音されたゴズリングの声を聞くことができるという。録音されているのは、『きみに読む物語』でゴズリングが演じた若い頃のノアとアリーが言い争うシーンからの引用で、「簡単にいくとは思っていない。困難が待ち受けているだろう。毎日努力が必要だ。でも、君が手に入るなら、僕は喜んで苦難を受ける。君の全てが欲しい。毎日、永遠に、君と僕だけでいたい」という台詞。語気を荒らげながらも、アリーへのはち切れんばかりの思いを告白するシーンだ。
Blinkboxのスポークスマンは、「ライアンの発言にショックを受けているに違いないファンの心中を思うと、やりきれなかった」とコメントしている。
ゴズリングは、初監督作品で、水中都市に押し流されてしまったシングルマザーと、そこに通じる道を見つけ母親を追う息子を描いたファンタジー『ハウ・トゥー・キャッチ・ア・モンスター(原題) / How to Catch a Monster』に没頭するために、一時的に俳優の活動を休止するとされている。HuffPost Entertainmentの取材でゴズリングは、「僕は、今自分の立ち位置を見失ってしまった。少しの間活動を停止して、なぜ映画のキャリアを続けるのか、また、どう続けていくのかを見つめ直すいい機会だと思っている」とコメントしている。
ゴズリングは、デンマークの監督ニコラス・ウィンディング・レフンがタイボクシング戦を題材に警察とマフィアの抗争を描く『オンリー・ゴッド・フォーギブス(原題) / Only God Forgives』が5月からフランスを皮切りに公開される予定になっている他、クリスチャン・ベイルやナタリー・ポートマンと共演している、テレンス・マリック監督のタイトル未定の作品が現在ポストプロダクション作業中、同じく今年公開予定だ。(鯨岡孝子)