ティルダ・スウィントン、MoMAで生きた展示アートに
オスカー女優ティルダ・スウィントンが、ニューヨーク近代美術館(MoMA)でガラスの箱に入り、来場者の前で眠るというパフォーマンスアートを行った。
ティルダ・スウィントン出演 映画『ミラノ、愛に生きる』写真ギャラリー
インスタレーション作品「The Maybe」でティルダは、マットレスと、水の入ったピッチャーが置かれた横長のガラスの箱の中で横たわり、眠っている。ティルダは3月末までの間、不定期に箱の中に入るという。Gothamistによると、美術館側もいつティルダが姿を見せるかは把握していないそうだ。
彼女がこの変わった作品を思いついたのは20年ほど前で、1995年にロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで初展示をしている。翌年にはローマでも展示を行った。
ニューヨーク近代美術館側は、「The Maybe」は展示スケジュールが発表されてないこと、アーティストによる説明がないこと、美術館側の説明もほとんどないことが作品にとって大事な要素であると説明しており、「偶然にも作品に巡り合えた人は、実際の『時』を作品と共に過ごすことができるのです」とコメントしている。(BANG Media International)