『アイアンマン』監督交代劇の裏側…ダウニー・Jrも大絶賛の新監督!
人気アクションシリーズ最新作の映画『アイアンマン3』の主演を務めるロバート・ダウニー・Jrが、本作の監督を務めるシェーン・ブラックについて語った。前2作を監督したジョン・ファヴローの降板は大きな話題になったが、ダウニー・Jrいわく、シェーンの起用は驚くべきことではなかったという。
シェーンとダウニー・Jrは、シェーンの初監督映画でもある2005年の『キスキス,バンバン』以来となるタッグ。だが実は、クレジットこそされていないものの、大の『アイアンマン』ファンを自任するシェーンは、2008年のシリーズ第1作『アイアンマン』製作中にもダウニー・Jrにアドバイスを送っていたのだ。
そのときのことを振り返ったダウニー・Jrは、「ジョン・ファヴローとわたしは、シェーンにいろいろなシーンのアドバイスを求めて電話をしていたんだ。彼は比喩的な表現だったり、直接的なコメントだったり、いつでも素晴らしいアドバイスをくれたけれど、一銭も受け取らなかった。一度だけ、報酬として、火の良く通った鮭料理とブルーベリーを欲しがったけどね」と明かす。
それだけに、シェーンの手腕を誰よりも高く評価しているのもダウニー・Jrだ。「シェーンには、男の友情的なコメディー、アクションのジャンルの作品を作り上げる力があるから、マーベルが『アイアンマン3』の監督として彼の名を挙げたとき、わたしは喜んで、心から支持したんだ」と賛辞を送った。
『アイアンマン3』ではこれまでとは違うトーンを求めていた製作側にとっても、シェーンはこれ以上ない存在だった。製作総指揮を務めるルイス・デスポジートは「彼はアクションを見事に描きますが、同時にちょっとヒネリを効かせたブラック・コメディー、そしてハートや情感を実に上手に描き込むことができるのです。シェーンのすごいところは、そういったあらゆる要素をたった一つのシーンで描き切る方法を見つけ出せることです」と絶賛。超人気シリーズの監督の座を任せるのに不足ない人物であることを保証している。(編集部・福田麗)
映画『アイアンマン3』は4月26日より日本先行公開