素顔を明かした「映画泥棒」の中の人が堤真一に大変身!
“NO MORE 映画泥棒”で脚光を浴び、先頃その素顔を公開したイケメンダンサー「o-ki」が、映画『俺はまだ本気出してないだけ』の主人公・大黒シズオ(堤真一)にふんし、本作のPRを兼ねた劇場マナーCMに出演。ユーモアあふれるダンスパフォーマンスを披露した。
今回の劇場マナーCMは、o-kiをはじめ5人のダンサーが堤そっくりの“大黒シズオ・マスク”をかぶり、新たなパフォーマンスに挑戦するというもの。当初o-kiは「プラスチックのお面でもかぶるのかな? と思っていたので驚きましたね。あんなに精巧にできているとは!」と振り返る。さらに「このCMのために、キャラクターに合わせて髪を切ってきたんですよ。昨日までロン毛だった髪をバッサリ」と相当な気合で撮影に臨んだことを明かした。
長身を生かしたダイナミックな表現力、しなやかな肉体や関節の動きで人々を魅了するo-kiは、近年、振り付けや後輩の指導にも力を注いでおり、今回も新進気鋭の若手ダンサーをけん引しながら絶妙なコラボレーションを見せる。「打ち合わせは2時間、リハーサルは1時間程度。大筋の振りを作って覚えて、即本番。あとはその場の雰囲気に合わせてのアドリブ合戦でしたね」とコメントも余裕。
ダンサーそれぞれが、大黒シズオのキャラクターを演じるため、成りは違うが顔は全員大黒シズオ(つまり全員、堤真一)という異様なキャスティング。ポップコーンを横取りしたり、ケンカを始めたり、無表情な大黒シズオ5人衆による予測不能な劇場マナー・パフォーマンスは「まさにネタ見せ状態、決めポーズに至っては一発芸の発表会のようでした(笑)」。いい意味で期待をどんどん裏切るo-kiらの創造力に、撮影現場は終始、笑い声が絶えなかった。
本作は、漫画家・青野春秋のデビュー作を『コドモ警察』の福田雄一が映画化したヒューマンコメディー。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの堤真一が、42歳、バツイチで子持ちのダメダメ男・大黒シズオを体当たりで熱演している。なお、4月20日は4(シ)、2(ズ)、0(オ)の日として、本マナーCMのほか、本物のパンツをはいた等身大の堤のスタンディーならぬ「寝たんでぃー」が劇場に投下される。(取材・文:坂田正樹)
映画『俺はまだ本気出してないだけ』は6月15日より全国公開