キャメロン監督、世界初単独探査を行った潜水艇を寄贈 深海の3D映画は今秋全米公開!
映画『タイタニック』『アバター』などで世界的な映画監督として知られるジェームズ・キャメロンが、昨年マリアナ海溝の最深部を探査した際に使用した潜水艇を、海洋リサーチ機関に寄贈したことがわかった。The New York Timesほか複数のメディアが報じている。
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キャメロン監督は昨年3月25日に、マリアナ海溝の最深部、深さ1万1,000メートルのチャレンジャー海淵の単独探査を決行。単独で最深部に到達したのはキャメロン監督が世界初となる。キャメロン監督は、到着後3Dカメラで深海を数時間撮影、およびサンプルの採取などを行った。
キャメロン監督は、単独探査の1周年記念として現地時間25日に、探査に使用した「ディープシー・チャレンジャー」号を、海洋リサーチ機関であるWHOI(Woods Hole Oceanographic Institution)に寄贈することを決定。海はまだ未開拓な分野が広がっているが、現在研究費削減のため今後の研究が危ぶまれているとBBC Newsにコメントしたキャメロン監督は、引き続き深海調査を行いたいという。
彼が3Dで撮影した深淵のドキュメンタリー映像は、今年の秋に全米公開を予定しているという。探究心旺盛なキャメロン監督が手掛けたドキュメンタリーは、どのような神秘な映像を見せてくれるのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)