女優・坂口良子さん死去 57歳 回復を誓うもかなわず…
女優の坂口良子さんが27日、都内の病院で亡くなった。57歳。今月12日発売の週刊誌では消化器系の疾患による重病が報じられ、それを受けて、坂口さんはオフィシャルブログで病状を説明。最後には「今後とも皆様に喜んで頂けるようなお仕事をして参る所存でございますので、応援よろしくお願いいたします」と記していたが、くしくもこれがラストメッセージとなってしまった。
坂口さんは北海道余市町出身。1971年、「ミス・セブンティーンコンテスト」で優勝し、モデルとして芸能界デビュー。翌1972年にはテレビドラマ「アイちゃんが行く!」で主演デビューした。その後も「サインはV」「池中玄太80キロ」などに出演するかたわら、『犬神家の一族』『獄門島』『女王蜂』といった映画作品でも活躍した。
1986年には不動産会社社長と結婚し、1男1女をもうけたが、1994年に離婚。2012年8月にプロゴルファーの尾崎健夫と再婚したばかりだった。娘の坂口杏里もタレントとして芸能活動をしており、昨年12月にはバラエティー番組「雨上がり食楽部」で母娘共演していた。
坂口さんのブログは、病状を説明した今月12日が最後の更新。週刊誌報道を受け、坂口さん自身が「昨年腸閉塞を患いそれとほぼ同時期にインフルエンザから肺炎になってしまったりと、体調を少し崩しておりました。現在は、栄養を補給する為点滴等の治療をしながらゆっくりと静養しております」と病状を説明していた。
訃報が報じられた29日朝からはブログのコメント欄にファンからの追悼メッセージが殺到。「信じられません」「涙が止まりません」と早すぎる死にショックを受けたファンの悲痛な叫びが寄せられている。(編集部・福田麗)