『キャプテンハーロック』の新たなる船出!新作映像が公開!
松本零士の漫画を原作に3DCGアニメーションとしてよみがえった映画『キャプテンハーロック』の特報映像が公開され、謎のベールに包まれていた本作の一端が明らかになった。アクションシーンがたっぷり盛り込まれた映像は期待を全く裏切らないクオリティーであり、宇宙海賊ハーロックの新たな冒険の始まりを告げている。
「全乗組員に告ぐ。世界を変えたければこの船に乗れ……わがアルカディア号に」という勇ましい言葉を共に幕開ける今回の映像。宇宙を舞台にした海戦、宇宙船内でのアクションシーンがめまぐるしく展開する中、姿を現すのは真っ赤なマントを翻したキャプテンハーロック。舞うように敵をなぎ倒していくさまは、「日本が誇る伝説的ダークヒーロー」という称号にふさわしいたたずまいだ。
アメコミ「バットマン」がクリストファー・ノーラン監督の下で『ダークナイト』としてリブートされたように、本作も原作のキャラクターを生かしつつ、新たな世界を再構築。『亡国のイージス』『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の福井晴敏が脚本を担当し、現代社会が持つテーマを投影したストーリーと設定を生み出している。
監督を務めるのは『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志。東映アニメーション史上最高額となる3,000万ドル(約27億円・1ドル90円計算)という製作費に加え、ハリウッドの制作スタイルを初めて取り入れ、日本の名だたるスタッフから腕利きのクリエイターをそろえた。CGアニメーションだからこそ実現できた映像世界は、今回の映像でも十分に確認できるはずだ。
テレビアニメ開始から35年。21世紀の現代によみがえった「キャプテンハーロック」の活躍からは目が離せない。(編集部・福田麗)
映画『キャプテンハーロック』は2013年秋、公開