南沢奈央「本当に不安だった」ボビー・オロゴン監督デビュー作でヒロイン!
ボビー・オロゴンが初監督・初主演・企画・脚本の四役をこなす映画『MOON DREAM』の制作発表が都内で行われ、ヒロインを務めた南沢奈央が、「現場に入るまでは本当に不安だった」と素直な心境を明かした。
ナイジェリアから東京にやってきた青年ボブがさまざまな人と出会い、人種を越えた友情や恋を描く『MOON DREAM』。ボビーの生活が活写されたような自伝的物語で、本人にしか撮れないだろうという理由から初監督が決まった。
キャスティングもボビーがほとんど行い、出てくれそうな知人たちに懇願し今回の配役に落ち着いたそうだが、劇中でボビーの恋の相手役となる南沢について「奈央さんと出会ったとき、天使だと思った」とボビーはベタぼれ。南沢は「頑張る」とオファーを快諾した。
ボビーが監督をすることに「現場に入るまでは本当に不安だった」と正直な気持ちを明かした南沢。「やったことないって言うし、監督としても役者としても不安で」と語ったが、真剣なボビーの表情を見てその気持ちは変わっていったという。「現場に入るとさすがに顔つきが違っていて、本気の度合いがひしひしと伝わってきた。演技にも気持ちが入っていて、演技なのかそうでないのかわからなくなるほどだった。出演してよかった」とボビーを絶賛した。
撮影現場では、南沢がアフリカ料理を食べたことがないと言うと、ボビーがオリジナルの手料理をごちそうするなどいたれりつくせりだったようだが、「男として南沢さんに下心はありますか?」との記者の質問に、「あったとしても、こんなところで言えるか!」と切り返したボビー。「美人で、本当なら近づけない存在。近くにいるだけでありがたい」と南沢に感謝していた。
同会見には、六平直政、セイン・カミュらも出席。そのほか本作のキャストには、ダンテ・カーヴァー、ペナルティ・ワッキー、布川敏和、竹原慎二、松田賢二、武蔵、野村将希、ガッツ石松、中尾彬などバラエティー豊かな顔ぶれが名を連ねている。(取材・文:名鹿祥史)
映画『MOON DREAM』は初夏公開予定