ADVERTISEMENT

禁じ手を一挙解禁した「踊る」完結編で、本広監督が今だから言える秘密

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ファンの間でも論争を巻き起こした青島とすみれの意味深な名シーンの真意も明らかに!
ファンの間でも論争を巻き起こした青島とすみれの意味深な名シーンの真意も明らかに! - 撮影:高野広美

 大ヒットシリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』のブルーレイ&DVDの発売に合わせ、シリーズをけん引してきた本広克行監督が今だからこそ言える撮影秘話を明かした。

 1997年にテレビドラマとしてスタートし、本作で15年の歴史に幕を引いた「踊る大捜査線」。テレビドラマの時からシリーズをけん引してきた本広監督は「最後だからこそこれまでできなかったことをやってみた」という。その一つが、織田裕二ふんする青島俊作と深津絵里ふんする恩田すみれが抱き合うクライマックスのシーン。「ある種のラブシーンなんですけど、よく見ると不思議な映像になっているんです。まるで天に召されるようなカメラワークになっていたり……。観る人によって感じ方が違うと思うし、違和感さえあるかもしれません。エンターテインメント映画って、基本的には観た人によって解釈が違うことはないのが前提だから、こういうことは今までできなかった。最後だからこそできた演出ですね」

 その言葉通り、「THE FINAL」にはこれまでのシリーズではまるで禁じ手のように意図的に封印してきたことが随所に。物語の軸となる部分に警察内部による犯罪を絡ませているのを筆頭に、フラッシュバックも含めた回想シーン、時間軸をずらした編集など、15年シリーズを追い続けてきたファンにとっても、新鮮な内容になっている。

ADVERTISEMENT

 さらにブルーレイ&DVDには、「THE FINAL」を終えた今だから言える撮影秘話が詰め込まれたオーディオ・コメンタリーも特典として収録。本作についてのことはもちろん、これまで語られることのなかった「踊る」ならではの演出についても明かされている。「今まで言ったことがなかったんですけど、『踊る』のカメラワークのポイントなんかも話していますね。役者さんの目の高さとカメラの位置の関係とか。青島と室井のツーショットに隠した秘密も(笑)」と本広監督。作品を観ているだけではわからない、目からウロコのネタも満載のブルーレイ&DVDは、ファンならずとも要チェック!(取材・文:永野寿彦)

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』プレミアム・エディション(ブルーレイは3枚組・本編BD+特典映像DVD×2枚・税込み:8,085円、DVDは3枚組・本編DVD+特典映像DVD×2枚・税込み:7,140 円)は、4月26日発売

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT