柴咲コウ、コナンお気に入りキャラクターは、灰原哀＆怪盗キッド！

　ゴールデンウイーク恒例となった劇場版「名探偵コナン」シリーズの17作目となる最新作『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』に、スペシャルゲストとして声の出演を果たした柴咲コウと、原作者・青山剛昌が、製作時の裏話やお気に入りのキャラクターについて語った。

映画『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』フォトギャラリー

　イージス艦を舞台に、海上自衛隊の全面協力の下、迫力の映像が実現した本作。柴咲はミステリアスな女性自衛官・藤井七海を演じた。「今回はゲスト出演という形で、この映画だけのキャラクターとして参加できたので、自分としてはラッキーだったと思います。読者って多少、わがままな部分があるじゃないですか。自分の都合のいいように解釈したり（苦笑）」と語る柴咲は、灰原哀や怪盗キッドといったキャラクターがお気に入りだそう。

　そんな柴咲の思いを受けた青山は「めったに描かない」という灰原哀と怪盗キッド、そしてコナンというレアな組み合わせのイラスト入りサイン色紙を柴咲にプレゼント。「額に入れて、絶対、部屋に飾ります」と大喜びの柴咲は「アニメ版の声の出演もしてみたい。どんな脇役でもいいです。クレジットもなくていいですから」と今後のコナン作品に対する意欲を見せていた。

　本作では灰原に負けず劣らず、クールビューティーな役どころを演じた柴咲。そのハマりっぷりは青山が「声優にはなかなかない声で、かっこよかった」と太鼓判を押すほどだが、実は録（と）り終わった後、柴咲の意志で一から全てやり直していたことが判明。「最後までやってみて、ざっと通して聞いたら、『こんなに声、小さかったっけ？』と他の音に負けちゃったりするところがたくさんあったので、最初からやり直しをお願いしたんです」。そう柴咲が打ち明けると、青山は「監督がOKって言ったのに、録（と）り直したいって言ったの？　僕はそれでOKなら『じゃ、いいね？』って言っちゃうなぁ（笑）」と柴咲のプロ根性に感心しきりだった。（取材・文：高山亜紀）

映画『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』は4月20日より全国公開