横綱・白鵬、長嶋、松井を祝福! 「引退するときは2人にアドバイスをもらいたい」
5日、第69代横綱・白鵬翔が、東京都立光が丘公園で開催されているモンゴルの祭り・ハワリンバヤル2013に参加し、モンゴル相撲を見学したり、公園内をファンたちとふれあいながら練り歩いた。また、その日試写が行われた映画『モンゴル野球青春記』についての囲み取材で、白鵬は、国民栄誉賞受賞の長嶋茂雄氏、松井秀喜氏に「おめでとうございます」と祝福のメッセージを送った。
本作の見どころを聞かれ、白鵬関は「野球を知らない国で、子どもたちが興味を抱いていく姿に心打たれます」とコメント。また、「相撲だけでなく、子どもたちにいろんなスポーツを経験して欲しい」という思いから白鵬自身が名乗りをあげて、映画『モンゴル野球青春記』の宣伝大使を引き受けたことも明かした。さらに、モンゴルの野球協会の名誉会長も務めているという白鵬は「いつかモンゴル発のプロ野球選手が出ることを期待している」と笑顔でコメント、6月にはモンゴルで子どもたちに野球を教える予定もあるという。
また、プロ野球で始球式も経験している白鵬は、国民栄誉賞受賞の長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に「2人にお会いしたことがあります。ほんとにうれしく思います。おめでとうございます。今後も頑張ってほしい。応援しています。ぼくが引退するときは2人からアドバイスをもらいたいですね」とメッセージを送った。
「ハワリンバヤル」とは、在日モンゴル留学生会が中心となり、モンゴル国の文化と伝統を日本人に紹介する目的で毎年5月に開催されているモンゴルの春祭りで、今年で13回目となる。白鵬もこのお祭りは楽しみにしており、今年で7回目の参加となることを明かしていた。
本作は、第11回ミズノスポーツライター最優秀賞を受賞したノンフィクションが原作。日本とモンゴル国交40周年を記念して製作された。元球児で失業中の男が、ひょんなことから、社会主義崩壊後のモンゴルに野球を教えに行くことになり、現地で遭遇するさまざまな出来事で、成長していく姿を描く。主演は、映画『リアル鬼ごっこ』などの石田卓也。国や言葉の壁を乗り越えてモンゴル野球の監督役を演じているのは、映画『チンギス・ハーン』でチンギスハーンの弟役を演じ、モンゴルの国民的英雄となったベヘーオチル・ジャルガルサイハン。
『モンゴル野球青春記』は6月15日よりK’s cinemaほかにて全国順次ロードショー