小泉今日子、アイドルソング歌う!「あまちゃん」挿入歌が完成!
女優の小泉今日子が、能年玲奈ふんするヒロインの母親を演じるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の第7週(5月13日~18日)で、物語後半のカギを握ることになる挿入歌「潮騒のメモリー」を披露する。
同作は、ひょんなことから岩手県の小さな田舎町で海女を目指すことになった女子高生・アキ(能年)が地元のアイドルとなり、やがて東京で本格的なアイドルとして成長する姿を描く人情劇。小泉は、かつて町で初めて「聖子ちゃんカット」にするほど流行に敏感な少女だったアキの母親・春子を演じる。
小泉が歌声を披露するのは、13日から放送となる第7週「おらのママに歴史あり」。楽曲は劇中、1986年に公開された架空のアイドル映画「潮騒のメモリー」の主題歌という設定で、「あまちゃん」の脚本を務める宮藤官九郎が作詞を担当し、オープニング曲を手掛けた大友良英が作曲した、ドラマのためのオリジナル曲となる。
その歌詞は、「来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー」「潮騒のメモリー 17才は 寄せては 返す 波のように 激しく」など、かつてのアイドルソングを彷彿(ほうふつ)とさせる内容。アイドルとしても数々のヒット曲を連発した小泉は、「楽曲の世界観を大切に、もう全力で17才のマーメイドな気分で歌いました」と語っている。
また「当時の中高生男子を狂わすような甘く切ない歌詞」という宮藤は、「それでいて現在の設定にもリンクする『タクシー』『17』『北』などのキーワードを盛り込み、なおかつ小泉さんが切なげに歌う表情を思い浮かべ約5分で書きました」といかにもクドカンらしくコメント。ドラマ後半でカギを握る挿入歌ということで、作曲の大友も「春子が歌うカラオケはドラマの幕開けに過ぎません」と語っており、小泉の歌う楽曲が今後ドラマにどんな展開をもたらすのか、気になるところだ。(西村重人)
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」はNHK総合ほかにて放送中 第7週「おらのママに歴史あり」は5月13日~18日放送