「ジョジョ」荒木飛呂彦の“奇妙な”映画分析!自身の創作術を明かす
「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる漫画家の荒木飛呂彦が偏愛する映画について分析した新書「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」が5月17日に発売される。
2011年に、自身の作品に影響を与えてきたホラー映画を論じた新書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」を刊行している荒木にとって、本書はそれに続く映画についての著作第2弾。今回はアクション映画、恋愛映画、アニメーションなど、ジャンルを問わない数々の映画作品を対象に、その一つ一つを荒木が分析し、全く新しい視点から捉え直している。
分析の対象になっているのは第1章「ベスト・オブ・ベストは『ヒート』と『96時間』」で取り上げられている『ヒート』『96時間』ほか、クリント・イーストウッドの作品など。これらの作品が、全7章にわたって語り尽くされる。
その鋭い分析から浮かび上がってくるのは、荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」であり、荒木自身の創作術だ。そういった意味で、本書は映画について論じた書籍であると同時に、荒木自身の作品についての最高の副読本でもある。ファンは必見の一冊だろう。(編集部・福田麗)
集英社新書「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」は5月17日に発売 税込み価格:777円