福山雅治、国際映画祭に初参加!尾野・真木・リリーとカンヌ入り決定!
第66回カンヌ国際映画祭
歌手で俳優の福山雅治が、15日から開幕する第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に、5年ぶりの主演映画『そして父になる』が正式出品されたことを受け、監督やキャストと共にカンヌ入りすることが決定した。福山が国際映画祭に参加するのは、これが初のことになる。
同作は、ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」や映画『奇跡』などを手掛けた是枝裕和監督の最新作。6歳になる息子が、出生時に取り違えられた他人の子だったと知った主人公の葛藤(かっとう)が描かれ、福山が初の父親役を務めることでも話題を呼んでいる。
映画祭と大ヒット中のドラマ「ガリレオ」の撮影が重なることから、当初は参加が危ぶまれていた福山。しかし「俳優人生においてこんな大舞台に行ける機会は二度とないかもしれない」という意思を貫き、共演者の尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーに二人の子役、そして是枝裕和監督と共にカンヌ入りが決定。今月18日に行われる記者会見やレッドカーペットなどに参加し、俳優としてまさに世界デビューを果たす。
真木とリリー、そして子役の二人は、福山と同じく初のカンヌ。尾野は、今回審査員を務める河瀬直美監督作で、当時グランプリを受賞した主演作『殯(もがり)の森』以来7年ぶりの参加となる。また2009年の『空気人形』以来のカンヌとなる是枝監督は、2004年にコンペ部門に出品された『誰も知らない』で、当時14歳だった柳楽優弥に、史上最年少の男優賞をもたらしている。
今年のカンヌでは、審査委員長のスティーヴン・スピルーバーグをはじめ、ニコール・キッドマン、クリストフ・ヴァルツ、アン・リー監督らそうそうたるメンツが審査員を務める。最高賞パルム・ドールの行方と共に、福山ら俳優陣に対する審査員の評価にも注目したい。(編集部・入倉功一)
映画『そして父になる』は10月5日より新宿ピカデリーほか全国公開
第66回カンヌ国際映画祭は5月15日から26日まで開催