乳房切除のアンジェリーナ・ジョリー、次は卵巣摘出を予定
先日、予防的乳房切除手術を受けていたことを明かした女優のアンジェリーナ・ジョリーが、次は卵巣摘出手術を受ける予定であるとPeople.comが報じた。
アンジーは14日にNYTimes.comに寄稿したエッセイで、がん抑制遺伝子の「BRCA1」に変異があり、乳がんになるリスクが87パーセント、卵巣がんになるリスクが50パーセントと診断されていたと公表。アンジーは「この事実を知り、わたしはできる限りリスクを軽減させることを決意しました。そして予防的乳房切除手術を受けることにしたのです。両胸から始めたのは、卵巣がんよりも乳がんになるリスクの方が高く、手術もより複雑だったからです」と自ら説明していた。
People.comによると、医師たちは、卵巣摘出手術を検討している女性たちに、40歳になるまでに同手術を受けるように勧めることが多いという。アンジーは来月4日に38歳の誕生日を迎える。
アンジーは今年2月に乳房を切除し、4月に再建手術を受けていた。公表に踏み切ったのは「がんになる可能性におびえて暮らす女性たちに、乳房切除手術という選択肢があることを知ってほしい」という思いからだという。(朝倉健人)