『スター・トレック』最新作が、アイアンマン打破で首位! -5月20日版
全米ボックスオフィス考
3週連続トップを狙っていた映画『アイアンマン3』を引きずり降ろし、映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が7,056万ドル(約63億5,040万円)をたたき出して全米映画トップとなった。(1ドル90円計算)
2009年に、デビュー週末7,520万ドル(約67億6,800万円)だった前作の映画『スター・トレック』よりも興収は少し低かったものの、映画ファン批評サイトのシネマスコアでは、Aという評価を受けており、ファンの口コミでこのままジワジワと興収を伸ばしていく可能性は十分残っている。
第2位は、首位を明け渡した映画『アイアンマン3』で3,518万ドル(約31億6,620万円)。51.5パーセントの興収減となったが、すでに前作と前々作の興収を追い抜いており、シリーズの3作目にしてはまれに見る大ヒットとなっている。
代わって第3位は、2,342万ドル(約21億780万円)の映画『華麗なるギャツビー』。デビュー2週目にして53.2パーセント興収減で、口コミの評判もいまひとつといわれており、強力な新作が公開される今週末のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)連休を乗り切れるのか注目を浴びている。
第4位は、310万ドル(約2億7,900万円)で映画『ペイン・アンド・ゲイン(原題) / Pain and Gain』。そして第5位は、公開9週目にしてトップ5に返り咲いたドリームワークスのアニメ映画『ザ・クルーズ(原題) / The Croods』で275万ドル(約2億4,750万円)を記録し、上半期の中でも有数のヒット作最後のひと踏んばりを見せた。
さて今週末は、いよいよ夏本番メモリアルデーの連休。全米映画業界書き入れ時の3連休で、大作が続々と公開される。まずは、3,800館で封切られる新作アニメ映画『エピック(原題) / Epic』。人気アニメ映画『アイス・エイジ』シリーズのクリエイターらが製作した作品で、親子連れでにぎわいそう。このほか、人気シリーズ第6弾となる映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』、そして人気コメディー第3弾の映画『ハングオーバー!!! 最後の反省会』も公開となり、次回のランキング争いは激戦が予想される。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)