ジョニー・デップ、ギャングの伝記映画から降板 出演料減額に応じず
俳優のジョニー・デップが、主演予定だった映画『ブラック・マス(原題) / Black Mass』から降板することが明らかになった。
The Hollywood Reporterによると、現在のジョニーの出演料は映画1本につき、2,000万ドル(約18億円・1ドル90円計算)。だが、先日まで開催されていたカンヌ国際映画祭での同作のセールス状況を見て、プロデューサー陣は製作費を6,000万ドル(約54億円)にまで削減することを決定。これに伴い、改めてジョニーに通常の半額となる1,000万ドル(約9億円)の出演料をオファーしたが、ジョニー側がこの条件を認めず、降板に至った。
同作は、アメリカ・ボストンで活動していた実在のギャング、ホワイティー・バルガーの伝記映画。映画『レインマン』『バグジー』などのバリー・レヴィンソンがメガホンを取ることになっている。FBI捜査官役でジョエル・エドガートンの出演も決定していたが、ジョニーの降板により、キャストが見直される可能性も出てきたという。
ジョニーは今年夏に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのスタッフと再びタッグを組んだ映画『ローン・レンジャー』の公開が控えているほか、現在はSF映画『トランセンデンス(原題) / Transcendence』の撮影中。2015年には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第5作の公開も決定している。(編集部・福田麗)