くまモン、銀幕デビュー！

　熊本県の“ゆるキャラ”として全国的人気を誇るくまモンが、同県天草市牛深町を舞台にした映画『女たちの都～ワッゲンオッゲン～』（今秋公開）に出演し、銀幕デビューを果たしたことがわかった。くまモンは、町おこしを描く同作で伝統芸・ハイヤ踊りを披露するクライマックスに登場。「ついに映画に出られたモン。牛深ハイヤも踊ってるモン。全国のみんなに見てほしいモン☆」と喜びを語っている。

くまモンのオフショットも！『女たちの都～ワッゲンオッゲン～』フォトギャラリー

　日本一の衰退都市と化した天草・牛深町に活気を取り戻そうと、女性たちが奮闘する姿を描く本作。今や経済試算が約500億円ともいわれる人気者のくまモンと、地方経済の再生をテーマの一つとしている同作の理念が一致し、くまモンの出演が実現した。

　熊本県の営業部長でもあるくまモンの本作での活躍はそれだけにはとどまらず、非売品の「くまモン名刺」を特別鑑賞券の前売り特典として提供。作品の特製ポストカードとセットで、シネスイッチ銀座と梅田ガーデンシネマの2劇場で販売されている。

　大竹しのぶ主演の『女たちの都～ワッゲンオッゲン～』は、ブラザートム、遠藤憲一、中村有志がふんする口だけ達者で酒ばかり飲んでいる旦那衆に見切りを付けた女性たちが、愛する町を「花街」として復活させるべく奔走する姿を映し出す。スナックのママ役・松田美由紀、出戻りの女性役・杉田かおる、漁師の嫁役・西尾まりらを含めた実力派キャストの共演も見どころだ。（編集部・小松芙未）

映画『女たちの都～ワッゲンオッゲン～』は今秋、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開