乳房切除のアンジー、公表後初の公の場「支援に感動」
予防的乳房切除手術を受けた女優のアンジェリーナ・ジョリーが現地時間2日、パートナーのブラッド・ピット主演映画『ワールド・ウォーZ』のロンドンプレミアに出席し、先月14日に手術の事実を公表してから初めて公の場に姿を現した。BBC NewsやE! Onlineなどが報じている。
アンジーは現在の心境を「素晴らしいです。人々のサポートに心動かされ、感謝しています」と明かすと、「女性たちに乳房切除手術という選択肢があることを知ってほしい」という思いから公表に踏み切っていただけに、「女性の健康について広く議論されるようになってとてもうれしいです」と笑顔を見せた。献身的にアンジーを支えたブラッドについては「本当に素晴らしい男性であり父親です。わたしは本当にラッキーです」と語っている。
一方のブラッドは今回の一件について「家族の絆がよりいっそう強くなりました」とコメント。アンジーを「僕が恋したのは、勇敢で強く、どんな問題でも正面からぶつかって解決することのできる女性」と評し、手術を受け、さらにそれを公表したパートナーの決断をたたえている。この日はアンジーとブラッドだけでなく、二人の子どもたち(11歳のマドックスくん、9歳のパックスくん)もプレミアに出席した。
アンジーはがん抑制遺伝子の「BRCA1」に変異があり、乳がんになるリスクが87パーセント、卵巣がんになるリスクが50パーセントと診断されたため、予防的乳房切除手術を受けることを決意。今年2月に乳房を切除し、4月に再建手術を受け、それを5月14日に公表していた。(編集部・市川遥)