RAG FAIRからベース加納孝政が脱退 11年の活動にピリオド
男性アカペラボーカルグループRAG FAIRでベースを務める加納孝政が脱退することがわかった。17日にグループのオフィシャルサイトで発表された。
グループ結成当初からのメンバーである加納は、「悩みましたが、2002年の加入以来、情熱と誇りを持って歌い続けた11年にピリオドを打ち、新しい人生を歩んでいくという決断をしました」と脱退を報告。今後はメンバーではなく一個人として、ファンと同じ立場でグループを応援していくと決意をつづった。
「メンバーにはこれからもより多くの人に歌を笑顔を、感動を与え続ける存在であってくれることを心より願っています」と期待を込めた加納は、「最後に、この11年間に関わり、支えてくれたすべての人、声を聴いてくれたすべての人に、感謝」と結んでいる。
加納はグループの公式サイトで「文字通りRAG FAIRを土台として支える男」として紹介されている存在。それだけにメンバーの加藤慶之は、自身のオフィシャルブログで「加納さんの脱退は僕としても物凄く残念なことです。まだまだ一緒に歌っていたかった」と告白。「僕自身の実感が追いついていない部分も正直あります」とショックをつづりながら、「頼れる男が抜けて、寄りかかっていたものがスコンと無くなった時に何が生まれるのか、何を生み出せるのか、そこには興味深いものがあります」と今後の活動への新たな思いをつづっている。(西村重人)