水沢アリー、中尾彬を絶賛!「底知れぬ懐の深さを感じた」
25日、タレントの水沢アリーと俳優の中尾彬が、イギリス映画『アンコール!!』の公開直前イベントに出席。水沢が映画にちなんで生の歌声を披露したほか、お互いの印象や映画の魅力などを語り合った。
この日、初対面となった二人。水沢は中尾の印象を「頑固じいさんというか、怖い人だと正直思っていたの。でもファーストコンタクトのときから底知れぬ懐の深さを感じて、もうこれは飛び込むしかないというか。わたしぐらいの年の男性には出せない、人生を渡ってきた感があって優しい人。世間の人は(中尾を)誤解しているなって」と大先輩を前に物怖じしない様子で、まくし立てるように語った。
一方の中尾は、自身を絶賛する水沢をまんざらでもない様子で見つめ、お笑いの道に進みたいと語る水沢に「それだけの感性があるのなら、女優さんをやった方がいいよ」と優しくアドバイスしていた。
気難しい初老の男が、病に倒れた最愛の妻の代わりにロックやポップを歌う合唱団に参加し、新たな人生のステージへ踏み出す姿を描いた本作。この日は水沢が、映画にちなんで平均年齢66歳の男声合唱団「東京バーバーズ」と共演し、混声合唱にチャレンジすることに。無事に「Over The Rainbow」を歌い終えた水沢は、「すごく緊張したけど、皆さんが後押ししてくれたからのびのび歌えた」と笑顔を見せた。
最後に、水沢は本作を「わたしぐらいの小娘でもすごく楽しめる映画。シニア版の『Glee』みたいな感じで、合唱グループの人たちの家族の背景もしっかり描かれているの。最後にはぽろっと泣いちゃう」と褒めたたえた。中尾は「何回観てもいい映画。日本でもこういう作品をやってみたいね。北野武のヤクザ映画もいいけどさ。これを観ていたら親友の夏八木(勲さん)を思い出してね。あいつがやれば、きっといい日本のお父さんをやるんじゃないかな」と今は亡き名優に思いをはせていた。(古河優)
映画『アンコール!!』は6月28日よりTOHOシネマズシャンテにて公開、7月5日より全国公開