水谷豊、61歳のサプライズ祝いに大感激!
7月14日に61歳の誕生日を迎える俳優の水谷豊が10日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた映画『少年H』の完成披露舞台あいさに出席し、妻で共演者の伊藤蘭をはじめとしたキャストやファンからサプライズで祝福され、感激しきりの笑顔を浮かべた。
水谷豊、伊藤蘭の愛情こもったケーキをぱくり!フォトギャラリー
同作は昭和の時代を強くたくましく生きた家族の物語。この日は一家の父親を演じた水谷をはじめ、29年ぶりに共演を果たした母親役の伊藤、子役の吉岡竜輝と花田優里音ら家族が勢ぞろい。イベントの終盤ではサプライズで伊藤・吉岡・花田の3人がデコレーションした特製ケーキが運ばれ、水谷を驚かせた。
ケーキは水谷のイニシャル「M」を真ん中に、家族を演じたメンバーそれぞれのイニシャルが周りを囲むように施された温かいデザイン。水谷はケーキを目にすると照れくさそうな表情を浮かべて「僕のためにこういうことをやっていただいて、家族っていいもんですね」と感謝。
ファンからも「豊さんお誕生日おめでとー」と祝福の声が飛び、水谷は「何か隠していると思っていたらこれでしたか。本当にすみません、こんな日に生まれてしまって」と映画の完成と誕生日が重なったことに恐縮していた。
その後、伊藤がデコレーションしたハートの部分をひと口味わった水谷。司会者から「お味はいかがでしたか? 蘭さんの愛情がこもったところを召し上がりましたけど?」と冷やかされるも、「(味は)わかりません」と笑顔で交わして会場の笑いを誘った。
また本作は、ロシアの第35回モスクワ国際映画祭で特別作品賞受賞という快挙を達成。現地でレッドカーペットを歩いた水谷は「今までヨーロッパで赤絨毯(じゅうたん)というものを歩いたことがなくて、ついに歩くことになるんだと、とても緊張していました。実は歩いた時には、今歩いたということにまったく気づかなかったくらい」と緊張のひとコマを振り返っていた。
同作は、1997年に発表されベストセラーを記録した、妹尾河童の自伝的小説を実写化したヒューマン・ドラマ。昭和初期の神戸を舞台に、軍国化や戦争という激動の時代を強くたくましく生きる家族の姿を描く。舞台あいさつにはほかに、小栗旬、國村隼、岸部一徳、降旗康男監督も出席した。(中村好伸)
映画『少年H』は8月10日より全国公開