安藤裕子&永作博美が「月桂冠」CM以来のタッグ!映画主題歌で「アロハオエ」
永作博美が主演を務める映画『四十九日のレシピ』の主題歌を、シンガーソングライターの安藤裕子が担当することが発表された。安藤と永作のタッグは、2006年に話題を呼んだ、日本酒「月桂冠」のCM以来2度目になる。
本作は、母が亡くなりそれぞれに傷を負った一つの家族が、四十九日までの日々の中で再生への道を歩み始める姿を描いた感動作。永作にとって、2011年の『八日目の蝉』以来となる主演映画で、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子など実力派キャストが脇を固めている。
主題歌となるのは、ハワイを代表する楽曲として知られる「Aloha oe」(アロハオエ)。日本語歌詞を安藤自身が書き下ろし、その優しい歌声で本編を包み込むように盛り上げる。劇中では、「四十九日の大宴会」が繰り広げられるシーンでも使用され、重要な役割を担うという。
安藤が映画主題歌を手掛けるのは、2007年の『自虐の詩』以来6年ぶり。「この曲を歌って欲しいと言われたとき、最初はとても戸惑いました。 ハワイアンなんて知らないんだもの」という安藤だが、本編を鑑賞したことで「歌える。そう思いました」と告白。「毎日毎日、多くの人が大切な人を失い泣いている。そしてゆっくり前に進んで行く。わたしだってそう。だから歌えたんだと思います」と思い入れを語っている。
またメガホンを取ったタナダユキ監督は、「映画を作ることは、簡単には行かない。いろいろなことがある。出来上がった『Aloha Oe』を聴いたとき、全てが報われた気がした」とコメント。「はかなげなのに力強い奇跡のような歌声。それは映画という枠すら超えて、より多くの人に届いて欲しいと願わずにはいられない、“安藤裕子にしか唄えない” Aloha Oeだった」と賞賛の言葉を寄せている。(編集部・入倉功一)
映画『四十九日のレシピ』は11月9日より新宿バルト9ほか全国公開