死亡事故のシルク・ドゥ・ソレイユが公演再開 一部演出を変更
エンターテインメント集団のシルク・ドゥ・ソレイユが現地時間16日、米ラスベガスのホテル・MGMグランドにて公演を再開した。シルク・ドゥ・ソレイユは現地時間先月29日の「KA」公演中に出演者のサラ・ガヤードさんが死亡する転落事故があり、以降は上演を中止していた。
Las Vegas Review-Journalによると、16日の再開第1弾となった公演はサラさんへの「彼女の情熱はわれわれを共通の夢、よりよい世界の追求へと導いてくれることでしょう」という追悼メッセージと共にスタート。事故が起きたクライマックスのアクロバティックシーンはカットされたという。
サラさんは「KA」の公演初期からのメンバー。先月29日の公演で、約15メートルの高さからに真っ逆さまに転落したと報じられている。シルク・ドゥ・ソレイユの公演中に死亡事故が起きたのは29年の歴史で初めて。
シルク・ドゥ・ソレイユの代理人は「パフォーマーは皆、早くステージに戻りたいと願っていました。彼らはプロフェッショナルであり、立ち直りも早いです。彼はステージでパフォーマンスを披露し、そうすることでサラに敬意を払いたいと思っていたのです」との声明を出している。(編集部・福田麗)