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アニメ界の巨匠・大友克洋、新作の構想あり!ファンからは期待の声

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新作の構想があることを明かした大友克洋監督
新作の構想があることを明かした大友克洋監督

 『AKIRA』の大友克洋をはじめ、森田修平カトキハジメ安藤裕章ら4人の気鋭のアニメーション作家が競作した映画『SHORT PEACE』が20日に初日を迎え、日本を代表するクリエーターたちと浅沼誠エグゼクティブプロデューサーが丸の内ピカデリーで行われた舞台あいさつに登壇した。

映画『SHORT PEACE』フォトギャラリー

 映画上映後に行われた今回の舞台あいさつ。江戸を舞台に、悲恋の情念から巻き起こる大火事を圧巻の映像美で描き出した『火要鎮』を制作した大友監督は「観終わった後(の舞台あいさつ)はきついな。観る前ならいろいろ言えるんだけど……。でもお客さんが残ってくれてよかったなという感じですけど」とあいさつ。さらに大友監督の背にある大きなスクリーンを振り返りながら、「こんなでかいやつで(本作を)観たいですね。(客と一緒に)観ればよかったな」と笑顔を見せた。

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 そんな大友監督に「長編の構想は?」という質問が投げられる一幕もあり、「(構想は)あるけども、その質問は今、厳しいなぁ。もう少したったら言えるんで」と返答する大友監督のコメントに、会場からは期待交じりの「おー」という声が飛び交った。

 この日は宮崎駿監督の『風立ちぬ』の公開日。くしくもアニメ界が誇る巨匠2人による新作が同日に公開されることを受けて、司会者が「アニメーションで言いますと、今日はもう1本初日が……」と話を振ると、浅沼エグゼクティブプロデューサーは「ドラえもんですか?」とおとぼけコメントで煙に巻きながらも「アニメの形はいろいろあってもいいんじゃないかと思います。映画『SHORT PEACE』はオープニングも含めて、5つの個性が集まったもの。家に帰ったときに『不思議なものを観たけど、すごく面白かったな』と心に残るような作品ができればいいなと思っていたんで」と満足げな表情を見せた。

 また、本日から1週間限定で、丸の内ピカデリーロビーに、『武器よさらば』に登場する戦車型無人兵器ゴンクの模型も展示されることも発表された。山根公利とともにデザインを務めたカトキが「素材の問題ですぐに壊れてしまうんですよ。だから1週間で撤去します」と説明すると、「1週間で壊れるの!? 後でもらおうと思っていたのに」とボヤく大友の姿に会場は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)

映画『SHORT PEACE』は全国公開中

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