スパイク・リー監督、次回作の出資を公募!「ハリウッドはインディーズに手を差し伸べない」
スパイク・リー監督が、次回作の製作費への出資をクラウドファンディングサイトKickstarterにて公募開始した。
目標額は125万ドル(約1億2,500万円)。タイトル未発表の次回作の内容については、「血の中毒になった人間たちの話(ちなみに『吸血鬼ブラキュラ』ではないよ)」とだけ説明されている。(1ドル100円換算)
リー監督はサイトの中で、「ハリウッドは、もはやインディーズ系の監督たちにサポートの手を差し伸べてはいない。嫌悪しているのではなく、単に事実を語っているんだ。スーパーヒーロー、コミックブック、3DのスペシャルEFX、惑星が9回爆発、トランスフォームしながら宙を飛ぶ、なんていう映画は僕のテイストじゃない。僕なら撮らない映画ばかりなのに、そういう映画しか作られていない」と語っている。
出資者たちには、出資額に応じたインセンティブも用意。サイン入りグッズやプロデューサーとしてのクレジット、エキストラとしての出演などよくある特典以外に、1万ドル(約100万円)の出資者には、リー監督とディナーをし、ニューヨークのプロバスケットチーム・ニックスの試合を監督と隣の席で観られる特典が用意されている。(鯨岡孝子)