ジェーン・オースティン、イギリスの10ポンド紙幣に
数々の小説が映画化、テレビドラマ化されている作家ジェーン・オースティンが、イギリスの10ポンド紙幣に印刷されることが明らかになった。
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オースティンの紙幣は2017年から登場する予定で、現在のチャールズ・ダーウィンに取って代わる。
「ジェーン・オースティンはわが国の紙幣に登場する歴史的人物の一人として選ばれるに値する女性です。彼女の小説は不朽であり、世界的に愛されている。英文学史上最高の作家の一人です」とイングランド銀行総裁マーク・カーニーはコメントしている。
現在、5ポンド紙幣に女性活動家のエリザベス・フライが印刷されているが、2016年からはウィンストン・チャーチルに代わることが発表された。これにより、女性を紙幣に載せるよう求めるキャンペーンがスタート。3万5,000人が署名し、今回のオースティン紙幣誕生につながったというわけだ。
オースティン作品は時代を超えて人気が高く、小説「高慢と偏見」はコリン・ファースがブレイクするきっかけとなったBBCのテレビミニシリーズになっているほか、キーラ・ナイトレイ主演でも映画化。このほかにもオースティンの生涯を描いた映画などもある。
今夏には、彼女の小説に出てくるような男性を探そうとオースティンのテーマパークに行くケリー・ラッセル主演の映画『オースティンランド(原題) / Austenland』がアメリカとイギリスで封切られる。(澤田理沙・山口浩太)