『風立ちぬ』ベネチア国際映画祭コンペ部門に選出!
宮崎駿監督5年ぶりの新作『風立ちぬ』が、8月からイタリアで開催される第70回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出されたことが明らかになった。宮崎監督作品としては『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』に続き、3度目の同映画祭出品となる。
スタジオジブリ作品では2004年に『ハウルの動く城』がコンペティション部門に選出、宮崎監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」が授与され、翌年2005年には優れた作品を生み出し続ける監督として宮崎監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。2006年に、息子の宮崎吾朗監督がメガホンを取った『ゲド戦記』が特別招待作品として公式上映。2008年には『崖の上のポニョ』がコンペティション部門に選出され、芸術性の高い作品に贈られる「ミンモ・ロテッラ財団賞」を獲得している。
カンヌ、ベルリンと並んで世界三大映画祭の一つに数えられる世界最古の映画祭への出品に、宮崎監督は「(ベネチアの)リド島はとてもすきな島です。今回は映画祭に参加できません。イタロ・カプローニさん(劇中にも登場する飛行機製作者カプローニおじさんの孫)にお会いできなくて残念です」と飛行機好きな監督らしいコメントを寄せた。(編集部・中山雄一朗)
映画『風立ちぬ』は公開中