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「ショーシャンクの空に」初舞台化、映画にないシーン多数!

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主演する成河と益岡徹
主演する成河と益岡徹

 舞台「ショーシャンクの空に」の製作発表会が5日に都内で行われ、主演の成河益岡徹、演出の河原雅彦、脚本の喜安浩平が出席。米アカデミー賞7部門ノミネートの名作が日本で初めて舞台化されるとあって映画ファンからも熱い注目を集める中、映画『桐島、部活やめるってよ』などの脚本も手掛ける喜安は、「映画では観られないシーンがたくさん出てくる。そこが最大の見どころ」であることを明かした。

舞台「ショーシャンクの空に」製作発表会フォトギャラリー

 今回、演出を担当する河原は、「もともとスティーヴン・キングの中編小説(「刑務所のリタ・ヘイワース」)が原作で、映画はかなり脚色した世界。舞台化するにあたっては、あの突き抜けるような開放感をどうするか、長い歳月の積み重ねをどう表現するか、演劇ならではの強みを生かした演出にしたいと考えています。えー! って思うようなアイデアでね」と語り、「映画をそのまま(舞台で)上演しても意味がないので」と強調した。

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 これに対して喜安は、「映画を観た方を前提に語ると、本編で観たことのないシーンがたくさん出てくるように書いている。そこがまさに見どころ」とアピール。具体的な内容は明かされないものの、河原は「映画では穴をふさぐピンナップガールのポスターが出てきますが、舞台ではイメージの世界としてその女性が出てきます」と内容の一部を明かした。

 また、映画でティム・ロビンスが演じたアンディ役に成河、モーガン・フリーマンが演じたレッド役に益岡が起用され、この大役に対して成河は「周りから大丈夫か? と言われたが光栄なこと。クールなアンディが刑務所に入る前と後、何が変わったのかを考えながら演じたい」と意欲満々。

 一方の益岡は、「生身の人間が舞台をつづるという、これ以上のスペクタクルはない。椅子に背中をつけて見ていられない作品にしたい」と抱負を述べた。なお、脇を固める役者にも劇団☆新感線粟根まこと演劇集団キャラメルボックス畑中智行筒井俊作、さらにベテランの高橋由美子など演技巧者がそろっている点も見逃せない。(取材・文:坂田正樹)

舞台「ショーシャンクの空に」は11月2日~10日に東京・サンシャイン劇場にて上演 ほか地方公演あり

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