米倉涼子がダイアナ妃役!映画『ダイアナ』で日本語吹き替え
女優の米倉涼子が、元英国皇太子妃ダイアナを描く映画『ダイアナ』でナオミ・ワッツふんするダイアナ元妃の日本語吹き替え声優を務めることが決まった。米倉はこの大役に「主演のナオミ・ワッツがダイアナ本人と見間違えるかのような雰囲気を完璧なまでに醸し出しています。わたしも皇太子妃として、母として、たくましく生き抜いたダイアナと向き合って、丁寧に心を込めて吹き込みたいと思います」と意気込んでいる。
本作は、20歳で王室に入り二人の子どもに恵まれるも、チャールズ皇太子の不倫、王室との確執、マスコミとの攻防などに傷つき離婚を選んだダイアナ元妃が、心臓外科医のハスナット・カーンと出会い恋をし、一人の女性として自立していく姿を映し出す作品。映画『インポッシブル』で第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたナオミが、外見からしぐさまでダイアナ妃に成り切っていることでも話題を呼んでいる。
昨年公開のアクション大作『アベンジャーズ』で吹き替え声優デビューを果たしている米倉だが、プリンセスであるがゆえの孤独と絶望に沈み、挫折の中から人間的に成長していくという本作のような人間ドラマで声優を務めるのはもちろん今回が初めて。米倉は「現在38歳のわたしから見ても、同じ世代としてこんなにも世界中から注目を浴び、光と影を持った女性はいまだダイアナをおいて他にいない」と演じる役柄の複雑さを語っている。
配給のギャガは、米倉の起用理由を「ダイアナの人生のクライマックスといえる年齢(注:ダイアナ元妃は交通事故により36歳の若さで死去)と同じ世代の女優の中で、ダイアナの持つカリスマとエレガントで華やかなイメージが重なる米倉さんが最もふさわしいと、お願いすることとなりました」と説明している。主演ドラマでは女子高生からしたたかな悪女まで幅広い役柄をこなし、2012年にはブロードウェイの舞台にも立った米倉が、その演技力でダイアナ元妃をどのように体現するのか期待が掛かる。(編集部・市川遥)
映画『ダイアナ』は10月18日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開