カンバーバッチが宣戦布告!『スター・トレック』特別映像が公開!
ついに公開初日を迎えた映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』より、ベネディクト・カンバーバッチをフィーチャーした特別映像が公開された。カンバーバッチふんするジョン・ハリソンが、カーク、スポック、ウーフラといったエンタープライズ号の乗員について語る口調は冷静沈着でありながら、どこか内に秘めたものを感じさせる。謎に包まれたジョン・ハリソンの正体に迫る内容だ。
世界中で大ヒットを記録している本作の中でも特に注目を浴びているのは世紀の悪役ジョン・ハリソン。今回の映像ではそんな彼をフィーチャーしており、その物静かなモノローグはあまりにも静かすぎる故に、どこか恐ろしさを感じさせる仕上がりになっている。
そして、映像中で語られる内容もカークをはじめとするエンタープライズ号の乗員に究極の選択を強いるものばかり。モノローグと共に展開される断片的な映像でもカークたちは危機的状況に陥っていることが確認でき、まさに地球滅亡に向けた、ジョン・ハリソンの宣戦布告となっている。そう考えると、モノローグの静けさが嵐の前の静けさというべき不気味さをたたえていることも納得できる。
思えば、カンバーバッチは本作の予告編映像でもナレーションを担当。まるで詩を読み上げるかのようなセリフ回しや声質が絶賛されていたのは記憶に新しい。もちろん演技でも制作陣をうならせており、J・J・エイブラムス監督は「洗練された皮肉たっぷりの態度で役にアプローチしてきたんだが、実に正しいやり方だ。おかげで、彼の外見をどうするべきかという心配は、跡形もなく消えてしまったよ。ハリソンは、わたしたちが独自に開発したキャラクターだから、ベネディクトがこれほど素晴らしいのなら、彼に合わせるのが正しい道だった」とベネディクトありきのキャラクターであることを明かしている。
本作は、エイブラムス監督により2009年にリブートされた映画『スター・トレック』に続くシリーズ第2弾。悪役たるジョン・ハリソンの正体は謎に包まれており、わかっているのは、宇宙艦隊士官であり、冷酷な策略によって地球を危機に陥れようとしていることだけ。そんな強大な敵に、カークたちがどのように立ち向かうのかが描かれる。(編集部・福田麗)
映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は公開中