新『スター・ウォーズ』はフィルムで撮影か?
映画『スター・トレック』シリーズでおなじみのJ・J・エイブラムス監督が手掛ける新作『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題) / Star Wars: Episode VII』が、デジタルではなく、フィルムで撮影される可能性があることがスター・ウォーズのファンサイト、The Boba Fett Fan Clubで報じられた。
J・J・エイブラムス監督映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』写真ギャラリー
これは、『スター・トレック』シリーズでJ・J・エイブラムス監督とタッグを組んだ撮影監督ダニエル・ミンデルが、ロサンゼルスで行われたアメリカン・ソサエティ・シネマフォトグラファーのイベントで答えたもの。彼は正式に『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題)』でエイブラムス監督とタッグを組むことを認め、エイブラムス監督は35ミリフィルムでの撮影を望んでいることと、フィルムはコダック5219の使用を考えていることを明かした。
コダック5219は、コダック VISION3 500T カラーネガティブ・フィルム5219/7219のことで、編集段階の作業でCGなどのデジタル加工がしやすく、露光条件の悪い環境下でも対応できるフィルムだ。
エイブラムス監督は、今年の6月に行われたPGA(全米プロデューサー組合)のイベントでも、「僕はこれまでデジタルで撮影をしたことがない。僕にはフィルムが最も心地良いんだ」と語っていたため、フィルムへのこだわりがあるようだ。
もっとも、ルーカスフィルムより正式な発表があったわけではないが、もしフィルムで撮影するのであれば、1970年代の作品に回帰しようとする意図があるのかもしれない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)