上戸彩、平成のおしんを「尊敬する大女優」と絶賛!
女優の上戸彩が29日、東京タワーで行われた映画『おしん』で親子を演じたおしん役・濱田ここねの「おしんはここね!」キャンペーンゴールイベントに出席し、夏休みを返上して日本全国をキャンペーンで回った濱田を熱い抱擁で出迎えた。
7月29日に本作のロケ地・山形を皮切りにキャンペーンを開始し、全国19都道府県で映画の魅力を伝え続けた濱田。上戸は「ここねは辛抱強いし、わたしからしても尊敬する大女優さん」と撮影、そしてキャンペーンを通して頑張る濱田を絶賛。さらに「ここねは撮影中も弱音を一度も吐かずに頑張ったから、周りがしんどいなんて言っていられない感じだった」と撮影時の様子を伝えた。
夏休み返上で日本中を回った濱田は、全国各地で大好きなゆるキャラとも出会ったという。「一番好きなのは、みきゃんとひこにゃんとベニちゃん」と愛らしい笑顔で語る濱田だが、小学生らしい悩みも。
ほぼ地元・宮崎に帰ることなく、行脚を続けた濱田は「宿題がまだ終わっていなくて……。どうしたらいいでしょうか、上戸さん!!」と訴えると、上戸が「今日、一緒にやる? 何も教えてあげられないけど」と劇中の母子を思い起こさせる言葉を掛ける。「え~!?」と濱田が戸惑いながらも実の親子のような雰囲気を醸し出していた。
本作は、1983年にNHK連続テレビ小説として放送された、橋田壽賀子原作の朝のドラマ「おしん」の少女時代に焦点を当てた作品。明治40年を舞台に、7歳のおしんが奉公先で数々の試練に耐えて、人生を力強く切り開いていくさまを描く。
ドラマでは、泉ピン子が母親・ふじを演じ、不朽の名作とまで言われた。上戸は、今作のオファーを受けて「ピン子さんの演じるふじが大きくて、わたしには無理だと思いました」と当時の心境を振り返り、「ピン子さんに『彩にやってほしい』と言っていただけたことと、(事務所の)社長から『やれ!』と背中を押されたので、いろんな顔色をうかがいながら『やるぞ』と思いました」とプレッシャーの中で演じたことを明かした。(取材・文:嶋田真己)
映画『おしん』は10月12日より全国公開