宮崎駿監督『紅の豚』急きょ放送決定!引退表明受け予定変更
宮崎駿監督が現在公開中の映画『風立ちぬ』をもって引退すると発表したことを受けて、1992年に宮崎監督がメガホンを取った『紅の豚』が急きょ、6日の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送されることが明らかになった。当初、放送を予定していた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』は20日放送に変更された。
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同局によると、これまでにもジブリ作品、とりわけ宮崎監督作品を独占的に放送してきた「金曜ロードSHOW!」にとって、宮崎監督は特別な存在であることから、今回急きょ予定を変更することが決定したという。
数多くある宮崎作品の中から『紅の豚』が選ばれた理由について、谷生俊治プロデューサーは「『紅の豚』の舞台は『風立ちぬ』とも重なる1920年代で、日本とイタリアと、その国は違うものの、飛行機に熱い情熱を傾けた男を描くなど、複数の共通点があります。加えて、ファンの間でも人気の高い名作です。そうしたことを鑑みて、今回放送するにふさわしい作品と判断いたしました」と理由を説明している。
さらに、「宮崎駿監督の作品は、独特の世界観と美しいビジュアル、それに血沸き肉躍る物語で、観た者の心に深く感動をもたらします。数多くの名作を生み出してきた偉大な宮崎駿監督の業績に思いをはせながら、今週金曜日、『紅の豚』をご覧いただければと思います」と宮崎監督に敬意を表した。
映画『紅の豚』は、1920年代のイタリアを舞台に、自らに魔法をかけて豚になってしまった賞金稼ぎポルコ・ロッソの活躍を描いた長編アニメーション。本作でも宮崎監督は『風立ちぬ』同様、飛行機への強いこだわりと愛情を見せている。(編集部・中山雄一朗)
映画『紅の豚』は9月6日よる9時30分より日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送