「ブレイキング・バッド」最終エピソードの試写チケット 転売禁止でもオークションで10万円超え
今シーズン限りで終了する人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」の最終エピソードのチャリティー試写会のチケットがオークションに出品され、物議を醸している。
キャストも同席するチャリティー試写は、同ドラマでジェシーを演じているアーロン・ポールが企画。1枚45ドルのチケットを1人2枚まで購入可能にし、転売防止策として試写当日はチケットの名前とIDを照合することを発表している。
オークションサイトeBayに出品されているペアチケットの説明欄には、転売禁止のチケットで、当日はID照合が行われることが明記されているが、出品者は、「僕個人は全員のチケットを照合するとは思えない」と個人的な意見を述べた上で、このチケットを持って行っても入場できないかもしれないことを承知の上で入札するようにとの注意書きを添え、入れなかったとしても返金はしないと言っている。使えないかもしれないチケットながら、入札金額はすでに10万円を超えている。
コミュニティーサイトのクレイグスリストにもチケットが売りに出されたが、試写のイベント・オーガナイザーであるシネスピアが、購入者本人以外は入場できないことをツイート。その後、クレイグスリストからチケットの売買オファーは消えたとThe Hollywood Reporterは報じている。
9月29日に行われるチャリティー試写の売り上げは、アーロンの妻が立ち上げた、いじめ防止団体ザ・カインド・キャンペーンに寄付されるという。(澤田理沙)