38歳の障害者が“童貞喪失”に挑む実話!東京国際映画祭の特別招待作品に決定
昨年のサンダンス映画祭をはじめとする4つの映画祭で観客賞を受賞した映画『セッションズ』が、10月17日より開催される第26回東京国際映画祭の特別招待作品に選出されたことがわかった。同作は、障害を抱えた人生を臆することなく生ききった詩人・ジャーナリストのマーク・オブライエンの実話を基にした感動のヒューマン・ドラマ。
6歳のときに患ったポリオが原因で首から下が麻痺(まひ)してしまった主人公マーク。若く美しいヘルパー、アマンダに恋をしたことから、38歳にして童貞喪失を決意し、実行に移そうとするさまをユーモアたっぷりに温かく描く。この難役を務めたのは、映画『ウィンターズ・ボーン』のジョン・ホークス。
彼が頼りにするセックス・セラピストを、同役で第85回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『恋愛小説家』で同主演女優賞の栄冠を手にしている名優ヘレン・ハントが熱演。そのほか、親身にマークへアドバイスを送る神父役に『ファーゴ』などのウィリアム・H・メイシーがふんしている。
与えられた人生に悲観することなく、明るさが輝く主人公を通して、異性に抱く気持ちや生きるという普遍的なテーマが身に染みる傑作。劇場公開よりひと足早い東京国際映画祭での鑑賞が実現する。(編集部・小松芙未)
第26回東京国際映画祭は10月17日から25日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所で開催
映画『セッションズ』は12月6日より新宿シネマカリテほか全国順次公開