名優ぞろいなのに…密室でおなら!『ザ・マスター』のとっておきNGシーンが公開!
まだ40代の若さながら早くもハリウッドで名匠の地位を築いたポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作、映画『ザ・マスター』より爆笑必至のNGシーンが公開された。主要キャストのホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムスがアカデミー賞にノミネートされたように本編は俳優の演技合戦が見どころとなっているが、その演技に隠された素の姿が印象的だ。
今回公開されたのは2つのNGシーン。一つ目は新興宗教の教祖を演じるフィリップと、人生に迷う元兵士役のホアキンが煙草を吸うシーン。何気ないせりふが交わされるだけでありながら二人のキャラクターが見事に浮かび上がってくる重要な場面だが、ホフマンは「メンソール」の一言がどうしてもうまく発音できず、NGを連発。本編の緊張感あるやりとりからは想像もできない和やかな雰囲気に注目だ。
二つ目はフィリップとホアキンを含む主要キャストがエレベーターに乗っているシーン。最初はシリアスな表情を浮かべているが、ある瞬間「ぷー」とおならの音が。密室ではあるまじきアクシデントにさしも名優も表情を保つことができずに大爆笑。女優も思わず悪態をついてしまうなど、撮影の裏側をのぞいているような感覚を味わうことができる。
映画『ザ・マスター』は第2次世界大戦後、精神に傷を負った元兵士が宗教団体の教祖と出会い、関係を深めていく様子を通して、人間の奥底にあるものをえぐり出したドラマ。ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)と男優賞を受賞し、アカデミー賞でも主演男優賞をはじめとする主要3部門にノミネートを果たした。アンダーソン監督の鬼才がさく裂した作品だ。(編集部・福田麗)
『ザ・マスター』ブルーレイ&DVDは9 月20 日発売 税込み価格:4,935円(ブルーレイ)、3,990円(DVD) 9 月6 日レンタル開始 発売・販売元:東宝