小栗旬、掛布雅之の壮絶な野球人生に感銘!
俳優の小栗旬が12日、TBSスタジオでスポーツ選手たちの引き際にスポットを当てたドキュメンタリー番組「テレビ未来遺産 伝説の引退スペシャル」(仮)のナレーション収録に臨んだ。その後応じた取材では、自身が思う“俳優引退の瞬間”などを明かした。
スポーツの世界とは異なり、俳優が正式に発表することは珍しい「引退」の二文字。つい先日、宮崎駿監督が引退を表明したことが話題となったが、小栗は「俳優が引退するのは、どういうことなんだろう? って思うんですよ。思うように身体が動かなくなったり、セリフが覚えられなくなったりすると、『ぼちぼちなのか』と考えたりするんじゃないかなと思います」と語った。
同番組はスポーツ史に輝かしい実績を残した選手たちの引退劇の真相や、知られざる人間ドラマに迫るドキュメンタリー番組の第2弾。昨年に続き小栗がナレーションを務め、プロ野球の掛布雅之と故・津田恒実さん(旧名・恒美)、バレーボールのヨーコ・ゼッターランドを取り上げ、引退の背景にあった人間ドラマを解き明かしていく。
小栗は、称賛と批判を常に浴びながら野球人生を歩んだ掛布の壮絶なドラマに感銘を受けたという。「僕らの仕事にも応援してくれているファンはいるけど、みんなに酷評されたりすることはあまりない。僕らの仕事は結果が目に見えるものではなかったりするけど、スポーツの世界では勝つか負けるかでジャッジされる、非常にシビアなところで戦っているなと痛感します」とスポーツ選手と俳優の環境の違いを実感していた。(中村好伸)
「テレビ未来遺産 伝説の引退スペシャル」(仮)は10月14日夜9時よりTBS系で放送