『あの花』が興収5億円を突破! 深夜アニメ劇場版の2週目成績としては歴代2位の快挙!
現在ヒット中のアニメ『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(通称:『あの花』)の累計興収が5億円を突破し、深夜アニメの映画化作品の中で歴代2位におどり出たことが明らかになった。
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12日までの累計動員は394,866人、累計興収は519,597,100円を記録し、ついに興収5億円を突破した同作。もちろん公開時の条件などにより、単純比較はできないものの、深夜アニメの映画化作品2週目時点での成績としては、映画『けいおん!』(最終興収約19億円)に次ぐ歴代2位の成績。『涼宮ハルヒの消失』(最終興収約8億円)の成績を超えるハイペースの興行となっている。
今月2日に発表された国内興行ランキングでは、『風立ちぬ』『マン・オブ・スティール』に続く3位に初登場ランクイン。前述の2作品に比べるとはるかに少ない全国64スクリーンでの公開ながら、初週の土日2日間成績は動員16万1,225人、興収1億9,817万7,700円という驚異的な成績を記録した。
さらに初週初日2日間における1館あたりのスクリーンアベレージに換算すると、なんと309万6,527円。こちらももちろん公開時の条件などによって単純比較はできないものの、『風立ちぬ』(454スクリーン)の211万6,489円、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(127スクリーン)の221万9,369円、『DRAGON BALL Z 神と神』(312スクリーン)の219万2,067円といったヒット作の数字をはるかに超える劇場稼働率だ。全国的に満席となる劇場も続出しており、会場は大きなにぎわいを見せている。
『あの花』は、かつて超平和バスターズという仲良しグループを結成していた5人の少年少女の前に、亡くなったはずの少女めんまが再び現れることで、彼らが心の内に秘めた自身のトラウマと向き合うことになる物語。大人も泣ける作品として注目を集めており、劇場には20~30代を中心に、シニア層をも呼び込んでいる。興行としては、普段はアニメを観ないような幅広い客層に訴求しているのが特徴。良質なアニメ作品として口コミが広がっていることもあり、これからもさらなる広がりを見せそうだ。(ランキング・数字などは興行通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は全国公開中