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ギャング映画ブームは40年に1度来る!?その波は海外ドラマにも飛び火!

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「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」の悪徳刑事役で人気のマイケル・チクリス(写真右)が、マフィアのカリスマを熱演
「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」の悪徳刑事役で人気のマイケル・チクリス(写真右)が、マフィアのカリスマを熱演 - (C) 2013 CBS Studios Inc. / (C) 2013 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.

 1930年代と1970年代にそれぞれ大ブームを巻き起こしたギャング映画が、ここへ来てテレビ界を巻き込みつつ、再びハリウッドで注目を浴びているようだ。

 かつて世界大恐慌に苦しんだ1930年代のアメリカでは、ワーナー・ブラザーズが量産する『犯罪王リコ』や『民衆の敵』などのギャング映画が庶民の現実逃避として熱狂的に愛され、ジェームズ・キャグニーら大物スターを数多く輩出。さらに、1970年代にはフランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』シリーズの大ヒットによって2度目のギャング映画ブームが訪れ、アル・パチーノロバート・デ・ニーロがトップスターへと躍り出た。

 そんなギャング物が近頃人気復活の兆しを見せている。しかも、今回はテレビ界にもその波が。映画では昨年から今年にかけてだけでも『欲望のバージニア』や『L.A. ギャング ストーリー』『マラヴィータ』などの話題作が立て続けにヒット。さらに、テレビでは禁酒法時代の政界とマフィアの癒着を描いたドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」が、2010年の放送開始から大成功を収めている。

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 そして、昨年の米テレビドラマ界で大きな話題を呼んだのが、1960年代のラスベガスでカジノ産業を牛耳るマフィアと保安官の対決を描く「VEGAS/ベガス」だ。ギャング物と西部劇アクションを融合させ、さらには1話完結型の犯罪捜査ドラマの要素まで盛り込んだ前代未聞の異色作。有能なビジネスマンと凶暴なマフィアの顔を併せ持つ男ヴィンセント・サヴィーノを演じるマイケル・チクリスの存在感は、往年のギャング映画スターに匹敵するほどだ。

 ギャング物は時代ごとにさまざまなアレンジや変化を加えながら発展してきたジャンルだが、「VEGAS/ベガス」はさしずめその最新進化形といえるかもしれない。次なるブーム到来を予感させる作品として、ギャング映画ファンならずとも見逃せないだろう。(馬場万里夫)

「VEGAS/ベガス」は海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて[二カ国語版]毎週日曜22:00ほか[字幕版]毎週日曜24:00ほか、10月20日独占日本初放送スタート

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